住宅ローンの団信(団体信用生命保険)は種類でどう違う?——一般団信・がん団信・全疾病団信の保障範囲比較

住宅ローンの団信には一般団信・がん団信・全疾病団信がある。保障範囲と金利上乗せ幅の違い、選び方を解説する。

団信(団体信用生命保険)とは

団信は、住宅ローン契約者が死亡または高度障害状態になった場合に、残りのローン残高が保険金で完済される保険だ。多くの金融機関で加入が必須とされており、住宅ローンとセットで契約する。

一般団信でカバーされる範囲

基本となる一般団信は、死亡・高度障害状態のみを保障対象とする。保険料は金利に含まれていることが多く、追加負担なく加入できるケースが一般的だ。

がん団信の特徴

  • がんと診断された時点でローン残高が一部または全額完済される:診断確定のみで保障される「診断給付金型」が主流
  • 金利に0.1〜0.3%程度上乗せされることが多い:一般団信より保険料負担が大きくなる
  • 「上皮内がん」を対象に含むかどうかは商品によって異なる:契約前に保障範囲を確認する必要がある

全疾病団信の特徴

  • がんだけでなく、糖尿病・高血圧性疾患・肝硬変など幅広い病気を保障対象に含む
  • 就業不能状態が一定期間継続した場合に毎月の返済が保障される「就業不能保障」を組み込んだ商品もある
  • 保障範囲が広い分、金利上乗せ幅も大きくなる傾向がある

どの団信を選ぶべきか

  • すでに医療保険・がん保険に十分加入している人:団信での保障を薄くして金利負担を抑える選択もある
  • 家族に病歴がある、または健康に不安がある人:がん団信・全疾病団信で保障を厚くしておくと安心材料になる
  • 保険料と保障のバランスは「総支払額」で比較する:金利上乗せ分を35年間で計算し、民間保険で同等の保障を用意する場合の保険料と比較検討するとよい

まとめ

団信は一般団信・がん団信・全疾病団信で保障範囲と保険料負担が異なる。すでに加入している医療保険・がん保険とのバランスを考慮しながら、自分の健康状態や家族構成に合った団信タイプを選ぼう。

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